Zbrushの解像度機能、マルチレゾリーションメッシュエディティング(Multi-Resolution Mesh Editing)に関して

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ZBrushは、スカルプトツールでアーティストがトポロジーの流れなど難しいことを考えることなく造形を行っていけるものではありますが、思い通りの造形を行うにはやはり多少そこらへんを気にする必要があります。

今回はZBrushにおける解像度に関してです。
ZBrushには、マルチレゾリューション・メッシュエディティング(Multi-Resolution Mesh Editing)という、マルチにレゾリューションを持つメッシュをエディティングすることが出来るツールです!(何

自分でも何言ってんだって感じなので、日本語にすると「複数の解像度を持つオブジェクトを作成できる」っていう感じでしょうか。

Zbrushには、解像度の概念があってザックリとした説明をすると、
高解像度=ハイメッシュ(ポリゴン数が多い)、低解像度=ローメッシュ(ポリゴン数が少ない)という考え方です。とりあえずサンプル画像を用意しました。

左側の解像度:低のものは面が四角で出来ているのが確認できるほどに解像度が低いものです。高解像度は表面の凹凸を表現することが出来るほどに密度が高くなっています。
この解像度をZbrushではサブディビジョンレベルと呼び、インターフェイス上ではSDivと表現しています。これを例えばSdiv1~Sdiv4など複数のレベルを切替えながら作業をすることが出来ます。

■SDivレベル、メッシュ解像度の確認とSDivレベルの操作

まずは今のメッシュ(Zbrush内ではツールとも呼びます)の解像度を確認しましょう。今回、読み込むツールは初期から存在するDemoHeadを読み込みます。


このおじさん、ド定番ですが安定の分かりやすさです。実験にはもってこい!

ライトトレイのGeometoryで確認

確認したいサブツールが選択された状態で、右側のライトトレイにあるGeometoryを開きます。
Geometoryの中にSDivと表記されている部分があります。こちらがサブディビジョンレベルとなります。スライダーを左右に操作、もしくは[Lower Res]、[Higher Res]をクリックすることでSDivのレベルを切り替えることが出来ます。

画面内のSDivレベルを切り替えるスライダーが一番右にあることからも、サンプルのDemoHeadはSDiv1~SDiv3までを持っているという事がわかります。

レベル切り替えのショートカット
SDivレベルはキーボードのDで上のレベルへ、Shift+Dで下のレベルへ切り替えることが出来ます。

■SDivレベルの操作方法

■SDivレベルを増やしてメッシュ解像度を上げる。Divideの実行

SDivを増やす操作です。Geometoryパネル内の[Divide]を行う事でSDivのレベルを1つずつ増やすことが出来ます。

解像度が上がるということでこの操作を実行すると頂点数が増えます。(ポリゴン数も増えるということです。)

SmtボタンのOnとOffに関して

Dividを行う際に、SmtのボタンがONになっているかOFFになっているかでDivideの結果が変わります。そもそもSmtっていうこちらのボタンはSmoothのSmtかと個人的にはそう解釈していますが、Dividで分割を行う際にスムースを掛けて滑らかにするかどうかを決めるボタンになります。

ONとOFFで正方形にDivideを掛けてみました。

smtをonでもoffでもポリゴン数の増加は変わりませんが、smtをonにした方はスムースの効果が掛かって丸くなっているのが確認できます。このままDivideを繰り返すと最終的には球体に近づいていきます。
このように、Dividを掛ける際には結果が変わりますので作るものなどに合わせてonとoffを切り替えて使うようにすると良いかなと思います。

■SDivレベルを削除する。Delete LowerとDelete Higher

複数のSdivレベルを持ったメッシュ(ツール)のSdivレベルを削除する方法です。使用するボタンはGeometory内のDelete LowerとDelete Higherのボタンになります。

Delete Lower

このボタンは現在選択されているSDivレベルよりも下のレベル全てを削除するボタンです。例えば、SDiv3の状態で実行するとSDiv1と2を削除することが出来ます。

Delete Higher

このボタンは現在選択されているSDivレベルよりも上のレベル全てを削除するボタンになります。例えば、SDiv1の状態で実行するとSDivの2と3を削除することができます。

■Sdivを行き来するメリット

Sdivを行き来するメリットとして、造形する上で大まかな形状の変形や、ディティールを作りこむ時にメリットが生まれます。

大まかな形状編集に関しては、Moveブラシを使うことが多いですが高密度で目が細かいメッシュだと細かい凹凸になってしまいますが、低いSDivレベルでムーブを使うことで滑らかに変形させられます。
ディティールを作り込むときにはポリゴンの密度が必要になりますので、高いSDivレベルが必要になります。

■まとめ

今回はZbrushにおける解像度に関して、まとめてみました。
作業に適した解像度は、作っていくうちに掴めてくると思います。解像度を上手く操って効率的な造形をしていきたいものです。それではまた!

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